Xi Frame とRaspberry Pi 4 で格安快速シンクライアント生活

このBlog はNutanix アドベントカレンダー2019 1枚目の12/5分です。

昨年も投稿日時がPST基準でしたが今年は改善するどころか更に悪化してしまいました。
来年は期日までに宿題やるぞ。
反省終わり。

ちょっとおさらい
さて、昨年はXi Frame アドベンドカレンダー向けに様々な端末から接続してみるテストを実施したのですが、その中で心残りだったのがRaspberry Pi 3 からの接続テストでした。
スペック上はH.264 ハードウェアデコーダーを搭載しているので、H.264 ベースの画面転送方式を採用するXi Frame はスムーズに動作する事が期待されたのですが、なぜかハードウェアデコードが有効にならず、接続は出来るが使い物にならないという微妙な結果に終わってしまいました。

新型機でリベンジ
ならば新型機でリベンジだ、という事で今年6月にリリースされた「Raspberry Pi 4 Model B」で再度Xi Frame への接続をトライしてみました。
スペックはCPU:Broadcom BCM2711(4コア、1.5GHz)、 RAM:LPDDR4 4GB と少し前のローエンドPC並みという事で期待が出来ます。
Raspberry Pi 4 (裸)


OS には「Raspbian Buster with desktop and recommended software  Kernel 4.19」 を使用し、接続用のWebブラウザは標準搭載のChromium です。

接続先はAWS 東京リージョン上のAir 8GB(2vCPU、8GB RAM)インスタンスです。

結果はこちら↓


今回はハードウェアデコーダーが期待通りに機能し、非常にスムーズな使用感が実現できました。ブラウザスクロールやYouTubeの動作再生もカクつく事もなくストレスフリーで使用できます。
余談ですが、Raspberry Pi 4は従来モデルより発熱が激しいという前評判でしたが、ジャンク屋で10円で購入した雑なヒートシンクで十分冷却できている様子でした。

参考までに比較用としてPC(ThinkPad T480s)から接続し、同様の操作をおこなった場合の動画も載せておきます。
こちらのスペックはCPU:Core i7-8550U、 RAM:16GB と今でも一線級のスペックです。

厳密に比較するとThinkPadの方が更に動作がスムーズですが、大きな差はありません。

まとめ
新しいRaspberry Pi 4 はXi Frame への接続端末として十分なスペックを持っている事が確認出来ました。
ハードウェアの費用はすべて込み(本体 + ケース&ヒートシンク + ACアダプター + SDカード)で1万円程度と非常にリーズナブル。インストールもダウンロードしたRaspbian のイメージをツールでSDカードに焼いて起動するだけと非常にお手軽です。

フルクラウド構成なら最速1時間でスタート可能なXi Frameと、Raspberry Pi ベースの格安快速シンクライアント端末の組み合わせでサクッとシンクライアント生活を始めてみるのも良いんじゃないでしょうか?

それでは。



コメント