Frame に色んな端末からつないでみるテスト その3

このエントリーは Nutanix Xi Frame アドベントカレンダー2018 の12/23分として投稿しています。

本日は24日のような気もしますが23日です。

既に恒例となりつつある自由研究誰得検証です。
今回のメインテーマは前回宿題となっていたRaspberry Piからの接続です。

その前に。
クリスマスにちなんだ検証を一つ。


誰得検証その4


クリスマスカラーのSwitch 内蔵ブラウザからの接続テストでした。
通常Switch ではインターネットブラウザそのものを使う事は出来ませんが、裏技的な方法で呼び出す事が可能です。
※同様の検証でSwitch に不具合が生じた場合でも責任は負いませんのであしからず。

HTML5 には対応しているはずなんですが、こちらもPS Vitaと同様にブラウザチェックで「UNSUPPORTED BROWSER」として弾かれてしまいました。
ゲーム機からのFrame 接続はなかなかにハードルが高いようです。

さて、本題です。


誰得検証その5

Raspberry Pi はCPU 内蔵のGPU にH.264のハードウェアデコーダーが搭載されています。であれば非力なCPU と1GB という現在では少ない部類となるRAM でもFrame を快適に使えるのでは?という疑問の解消が目的です。

今回検証に使用したのは「Raspberry Pi 3 Model B」 最新B+の一つ前のモデルです。おまかなスペックは Quad Core 1.2GHz ARM CPU / 1GB RAM / 100Base-T / 2.4GHz Wi-Fi
電源は2.5A供給が可能なAC アダプターを用意しました。(Micro USB ポートに供給する電力が不足するとCPU クロックが下がるため)

OS に関しては純正OS ともいえる 「Raspbian Stretch with desktop and recommended software Version:November 2018」と、Raspberry Pi のシンクライアント端末化を実現するThinLinX の「TLXOS」の2種類で確認してみました。

さて、結論から書きますが接続自体はいずれのOS からも可能でした。
接続時のイメージはこちら


ヒートシンクを装着したRaspberry Pi 3 Model B と OnLap製 13.3インチモバイルディスプレイ

しかし、パフォーマンスに関しては体感で2~3fps とかなり低くGPU によるハードウェアデコーディングが効いていない様子。ブラウザ(Chromium)の設定を確認するも、ハードウェアアシストが有効な場合は利用する設定になっていました。それでは、と思いapt-get でFirefox をインストールして試してみても結果は同様。YouTube での動画再生はスムーズなので、GPU 側には問題が無さそうです。

次にTLXOS で試してみました。
こちらは少し様子が違い、ブラウザは先ほどと同じChromium ですが、ハードウェアアシストを使おうとした結果エラーでコケてしまっている様子。


ブラウザの設定でハードウェアアシストを無効にして、H.264をソフトデコードに変更すると先ほどと同様に接続可能になりました。(ただしパフォーマンスも同様)

現状Raspberry Pi からの接続はこのあたりに課題がありそうです。
これについては引き続き確認しますので、改善が出来たらUpdateしたいと思います。

まとめ

というわけで様々な機器によるFrame 接続という「もしかしたら役に立つかも?いや立たないか」な誰得検証をおこなってきましたが、実際に「これなら使えそうだな」と感じたのがWindows 10 Mobile 端末だけというのは意外な結果でした。Raspberry Pi は恐らくいけるだろうと予想していましたが、改めてハードウェアアシストの重要性を痛感しました。

こんな感じでかなりゆるめにお送りした誰得検証シリーズ、今後もスレスレの所を狙っていきたいと思います。

#アドベントカレンダー初参加のくせにわりとガッツリNutanix 本家2枚目 と Frame)入れてしまったので正直キツかった…来年はもう少し考えよう

それでは。
皆さま良いお年を!


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