Citrix から Nutanix へ移籍しての初ブログです 。
Citrix 時代は当局の検閲もありちょっと真面目な文体でブログを書いていました。
こんな感じのやつとか。
移籍後記念すべき第1回のテーマは Citrix on AHV の最新まとめ。
私がこのテーマで書くと各方面からツッコミが入りそうですが、 気にせず書きます。
まずは Nutanix + Citrix の対応履歴をおさらい
基本的な流れとしては Citrix の XenApp/ XenDesktop のワークロードを展開するインフラとして N utanix がどのように対応してきたか、 というものになります。
※ワークロード: ここでは接続先仮想マシン群の事
2015年 Acropolis プラットフォームの Citrix Ready 登録
2016年 XenDesktop Plug-in for Acropolis Hypervisor(現:AHV) リリース
2017年 Citrix Director Plug-in for AHV リリース、Citrix XenServerサポート、Citrix Cloudサポート
2018年 PVS Plug-in for AHV リリース
2015年当時のサポート範囲はあくまでHCI 基盤としての Nutanix で、Hypervisor としては従来から XenApp/XenDesktop がサポートしていた vSphere や Hyper-V でした。
2016年のXenDesktop Plug-in のリリースにより Delivery Controller に登録する仮想化基盤ホストとして AHV(当時はAcropolice Hypervisor)が選択できるようになり、MCS( Machine Creation Service)を利用した VDI/XenApp ワークロードの展開/ 更新や電源管理などが行えるようになりました。
この時点でようやく本領発揮と言えるでしょう。
続いて翌2017年には Hypervisor として XenServer もサポートされました。これは当時の AHV は NVIDIA の仮想 GPU 技術である vGPU に対応しておらず、VDI のインフラとして利用する場合に vGPU が必要な要件をカバーするためという側面が強かったと思われます。
※XenServer は純正アプライアンスである NX シリーズの G5 世代までの対応です。
続いて翌2017年には Hypervisor として XenServer もサポートされました。これは当時の AHV は NVIDIA の仮想 GPU 技術である vGPU に対応しておらず、VDI のインフラとして利用する場合に vGPU が必要な要件をカバーするためという側面が強かったと思われます。
※XenServer は純正アプライアンスである NX シリーズの G5 世代までの対応です。
ちなみに現在 XenApp/XenDesktop は2018年8月の 製品名変更により「Citrix Virtual Apps and Desktops」 というパッとしない名前に変更されていますが、(まあ 無いとは思いますが) この新しい名前が世間で定着するまでは便宜上慣れ親しんだ XenApp/XenDesktop を使いたいと思います。
両社のサイト上での扱い
・Nutanix
・Citrix
何やってんだオマエラ
Citrix Readyプログラムについて
Citrixでは各3rd Party ベンダーがCitrix 製品との組み合わせの動作検証を行った各社の製品を「Citrix Ready Marketplace」というサイトに掲載して、「組み合わせて使えますよー」という情報提供を行っています。Nutanix もこの Citrix Ready に検証済みプラットフォームを掲載しています。
・Nutanix自体
・Nutanix Enterprise Cloud Platform(AHV に限定されない)
何気に XenApp 6.5 とかも入ってるんですね。
ただ XenApp 6.5は2011年初めのリリースなので、弊社まだ最初の製品出荷してないんじゃ…
まあ、XenApp 6.5 自体はWindows Server 2008 R2が動くプラットフォームなら物理でも仮想でも何でもOKなので実際のところ問題は無いんでしょうが。
・Nutanix Acropolis Hypervisor
現在は AHV が正式名称なので修正が必要ですね。
実際の製品間連携について
XenApp/XenDesktop と AHV を連携させるためには Citrix 製品側に必要な Plug-in をインストールし、接続するための簡単な設定を行います。Citrix Cloud と連携し、XenApp/XenDesktop のワークロードをオンプレミスのAHV上に展開する場合はNutanixの管理コンソール「Prism」上の設定メニュー内に「Citrix クラウドに接続」というメニューがありますのでそちらからウィザードを起動して接続設定を行います。
※これについては Citrix Cloud のアカウントが借りれたら書きたいと思います
現在リリースされている Plug-in は以下の4点
・XenDesktop MCS Plugin for AHV
最初にリリースされた基本となる Plug-in
XenApp/XenDesktop 7.9 以降に対応
AOS 4.6.1.x 以降に対応
Delivery Controllerにインストールする事で「ホスト」の追加時に AHV が選択可能に
・Nutanix AHV Plug-in for Citrix Director
XenApp/XenDesktop 7.13 以降の Director をサポート
運用監視用Webコンソールの Citrix Director上で AHV ホストの利用状況も確認可能に
仮想マシンのIOPS、IO帯域、平均I/O遅延などが確認可能
・Citrix PVS Plugin for AHV
PVS 7.14 以降(7.15 以降が推奨)に対応
AOS 5.5.0.4 以降に対応
AHV 上に PVS のターゲットマシンを展開する場合に必要
・Nutanix CWA Plug-in for Citrix Cloud Connector
AOS 5.5 以降に対応
オンプレミスの AHV と Citrix Cloudを連携するための Plug-in
AHV 上にデプロイした Citrix Cloud Connector 上にインストール
長くなりましたので具体的な設定方法については次回のブログで書きたいと思います。
ではまた。
コメント
コメントを投稿